TikTokとInstagramが連携できない？「リクエストが無効です」の原因と対処法

TikTokとInstagramを連携しようとした際に「リクエストが無効です」というエラーメッセージが表示され、接続に失敗してしまうケースが多く報告されています。

この問題は一時的な不具合だけでなく、アプリの設定や権限の不一致、ネットワーク環境、あるいはMeta側の仕様変更など、複数の原因が関与していることがあります。

この記事では、2025年時点で考えられる原因と有効な対処法を詳しく解説します。

初心者でもわかりやすく、画像・動画の活用、FAQ形式による補足など、実践的な情報も多数ご紹介しています。

原因別チェックリスト

Instagramでは、Metaアカウントセンターからサードパーティアプリとの連携状況を一括管理する仕組みが導入されています。

その中にある「今後のアクティビティ（Future Activity）」の設定がオフになっていると、TikTokとの連携がブロックされ、「リクエストが無効」となることがあります。

【対応方法】

[Instagram設定画面] → [アクティビティ管理画面] → [切断ボタン] → [再接続] → [TikTok再試行]

この操作により、連携が正常に進むようになったとの報告が複数のユーザーから寄せられています。

TikTok側に蓄積された一時ファイル（キャッシュ）が、Instagramとの連携に干渉する場合があります。

また、アプリが旧バージョンのままだと、APIの仕様変更に対応できず、連携時にエラーを返すこともあります。

【基本対処法チェックリスト】

開発者モードやクリエイターアカウントを使用している場合、OAuthスコープの指定が不完全だと「Invalid request: Invalid scope」エラーが発生します。

【必要なスコープ例】

これらを明示的に許可していないと、連携時に認証が拒否される仕組みになっています。

開発者向けにはMeta for Developersの「Instagram Basic Display API」での設定が必須です。

TikTokやInstagramでは、段階的に新機能をリリースする傾向があり、一部アカウントではInstagramとの連携機能が制限されている可能性があります。

TikTok公式でも「現在のアカウントはこの機能に対応していない」との案内が出ることがあり、この場合は他のアカウントで試すか、アップデートを待つしかありません。

A：Instagram側の「今後のアクティビティ」設定がオフになっている、TikTokアプリのキャッシュが破損している、OAuthスコープの指定が不足している、またはアカウントが機能対象外であるなど、複数の原因が考えられます。順に確認・対処してみてください。

A：OAuthスコープとは、外部アプリに与えるアクセス権限のことです。

開発者モードでTikTokやInstagramを扱う場合は、Metaの開発者ダッシュボードにて、必要なスコープ（instagram_basic など）を追加し、利用者をテスターとして登録する必要があります。

通信環境のトラブルが原因で「Invalid request」エラーが出るケースも多く見られます。

以下の手順で原因を切り分けてください。

1. 回線の種類を切り替え

2. ルーター・端末の再起動

3. セキュリティソフト・ペアレンタル制限の一時解除

表示メッセージ	対処法
ネットワークに接続できません	Wi‑Fi⇄モバイル切替、ルーター再起動、ケーブル/電波強度確認
タイムアウト或いは408エラー	機内モードON→OFF、ネットワーク再接続、しばらく待って再試行
セキュリティ・認証エラー	セキュリティソフト/ペアレンタル設定を見直し、再連携を試す