使い勝手がよく便利な顆粒だしを代替する方法はあるのでしょうか？
顆粒だしは、水に溶かすだけで手軽に和風スープを作ることができ、とても便利ですよね。
しかし、在庫が切れてしまった時、顆粒だしの代替品はあるのでしょうか？
答えは「はい」です！実は顆粒だしは他のもので代替可能です。
主な代替方法は以下の3つです。
- 麺つゆ
- 清し醤油
- 昆布だしや昆布茶
ただし、和風だしとこれらの代替品では原材料が異なるため、使用時には注意が必要です。
この記事では、以下の内容を解説します。
和風だしは代替可能？おすすめの代替品3選
和風だしを代替する際の注意点
簡単に作れるだしのレシピ
和風だしがなくても大丈夫！この記事を参考にして
代替品を使って美味しい料理を作ってみましょう。
おすすめの顆粒だしの代替品3選:
和風だしは、次の調味料で代替が可能です。
- 麺つゆ
- 清し醤油
- 昆布だし
和風だしには通常、かつお節や煮干し、昆布などが含まれています。
メーカーや製品によって成分や原材料、味の濃さに違いはありますが
基本的には似たタイプの粉末だしです。
代替品として、「麺つゆ」や「清し醤油」の使用がおすすめです。
これらは醤油ベースに作られており、かつお節や昆布エキスが含まれています。
代替品①【麺つゆ】：和風だしと醤油ベースの料理に
麺つゆは醤油ベースの濃い味の調味料で、かつお節エキスなどが含まれています。
麺つゆの特徴:
- 醤油ベースで味わい深い
- 清し醤油よりも濃い味
- 清し醤油より甘みが強い
麺つゆは、醤油と和風だしを使う料理に代用可能です。例えば、肉じゃがや親子丼などです。
にんべんの「つゆの素」は、人気のある麺つゆの一例です。
原材料には醤油、砂糖、塩、かつお節や昆布が含まれています。
和風だしにも塩や糖類が含まれることが多いため
和風だしと醤油をベースにした料理に代用可能です。
代替品②【清し醤油】風味豊かな料理に最適
清し醤油は麺つゆと同様に醤油がベースですが、使用される醤油のタイプが異なります。
通常の醤油を使用する麺つゆに対し、清し醤油では白醤油や薄口醤油が使われ
その結果、色がより淡いです。
清し醤油の特長:
- 麺つゆとは異なり白醤油や薄口醤油を使用、色が薄い
- 麺つゆに比べて塩分が少し高め
- 素材の味を引き立てる料理に適している
例: 卵焼き、茶碗蒸し、里芋の煮物
にんべんの清し醤油には、かつお節、さば節、鰹節の混合だしや
北海道産昆布だしが含まれており、麺つゆよりも塩分が高いことが特徴です。
料理の色を抑えたい時に清し醤油を使用し、塩辛さを感じたらみりんや酒で調整します。
代替品③【昆布だし・昆布茶】肉や魚にも合うまろやかな味わい
昆布だしや昆布茶も和風だしの代替品として活用できます。
昆布だしはそのまろやかな風味で、食材の良さを引き立てる繊細な料理に最適です。
主に醤油ベースで、昆布が主要な原材料となっています。
昆布茶は、和風だしに含まれる鰹節の代わりに昆布が使われています。
昆布だし・昆布茶の特徴:
- 昆布だしは醤油ベース、昆布が主成分
- まろやかな風味で高級感のある味わい
- 肉や魚、しいたけなどと組み合わせると、互いの味を引き立てる
例: 炊き込みご飯、煮物、鍋物
明太子スパゲッティに昆布茶を加えると、風味が一層深まります。
調味料による細かな違いを理解し、料理に合わせて代替品を選ぶことが大切です。
顆粒だしの代替品使用時の注意点
顆粒だしの代替品を使用する際には、以下の3つのポイントに注意してください。
使用量に注意
麺つゆや清し醤油などの液体調味料は濃縮されていることが多いです。
ブランドや商品によって濃縮の度合いや希釈量が異なるので
使う前に確認し、適量を調整することが大切です。
濃縮タイプをそのまま使うと濃すぎる場合があるため
水や湯で薄めたり、少量から始めることをお勧めします。
追加する調味料は適量に
液体調味料にはすでに醤油が含まれているため
和風だしの代わりに同じ量を加えると過剰になる可能性があります。
特に清し醤油は塩分が多いため、最初は控えめに加えて、味見をしながら調整することが重要です。
化学調味料不使用の和風だしを使っている場合、代替品の成分に注意
化学調味料不使用の和風だしを使っていた場合、代替品を選ぶ際に塩分、糖分、化学調味料（例: アミノ酸等）、食品添加物（例: 酵母エキス）が含まれていないかを確認することが推奨されます。
液体調味料にはこれらの成分が含まれていることが多いため、注意が必要です。
「できるだけ自然な材料を使いたい」という方は、後述する手作りだしのレシピが適しています。
手軽に作れる顆粒だしのレシピ3選
顆粒だし、麺つゆ、清し醤油がない時はどうすればいいでしょうか。
ちょっとした和風だしを簡単に作りたいときに、以下のレシピをお試しください。
顆粒だしの作り方:
冷蔵庫で作る方法
材料
昆布 10cm
干し椎茸 2個
水 500ml～1L
手順
保存容器（ジップロックや密閉容器など）に材料を入れます。
容器をしっかり閉めて、冷蔵庫で3時間置きます。
3時間経過したら、出汁が完成です！
熱湯で作る方法
材料
鰹節 5g
熱湯 200ml
手順
茶こしに鰹節を入れ、下に深めの容器やボウルを用意します。
鰹節の上から熱湯をゆっくりと注ぎます。
3分待ってから、鰹節を軽く絞り、出汁が完成です！
電子レンジで作る方法
材料
昆布 10cm
水 200ml
手順
耐熱容器に材料を入れます。
電子レンジで1分30秒加熱します（蓋は開けたままで）。
取り出してだしの風味を確認し、不十分な場合は追加で加熱してください。
自家製出汁の保存方法と和風だしの代替案
自家製の出汁は保存が可能です。小さな量の出汁が必要な時に、保存しておくと便利ですよね。
出汁の保存方法には、冷蔵と冷凍の二つの方法があります。
それぞれの保存方法を詳しく見ていきましょう。
冷蔵保存の場合:
長期保存には向いていないため、1～2日以内に使用するのがベストです。
冷凍保存の場合:
長期保存が可能で、3週間程度は持ちますが、早めに使うことをお勧めします。
製氷皿で冷凍すると、小分けにして使えるため、赤ちゃんの離乳食にも適しています。
まとめ
顆粒だしは次のように代替できます。
麺つゆ: 鰹節ベースで通常の醤油を使用し、味は濃いめです。
清し醤油: 鰹節ベースですが、白醤油や薄口醤油を使用し、塩分が多めです。
昆布だし: 昆布ベースで通常の醤油を使用し、上品なコクが特徴です。
昆布茶: 昆布ベースで醤油は使用せず、やはり上品なコクを持っています。
顆粒だしを代替する際は、次の点に注意してください。
使用する量に気をつけること。
追加する調味料の量を調節すること。
無添加の顆粒だしを使用している場合は、化学調味料、塩分、糖分に注意することが必要です。
顆粒だしがない場合でも、これらの代替品を上手に使って、美味しい料理を作ってみましょう。
