書類や小さな冊子を送る際、郵便局のレターパックは大変便利で
特にオンラインマーケットでの商品発送には欠かせません。
しかし、緊急時にはレターパックも速達と同じ速さで届くのか、気になるところです。
そこで、レターパックと速達の配送スピード
さらにはポスト投函と窓口発送の速さについて比較してみましょう。
レターパックと速達どちらが早く着く?
レターパックと速達の配送速度はどうかというと
レターパックプラスと速達は通常同じくらいの速さで届くものの
レターパックプラスはたまに1日遅れることもあります。
迅速且つ確実な配送が必要ならば、速達を選ぶのが確実です。
速達は急ぎの郵便や大事な書類を素早く届けるサービスで、速さを重視しています。
一方、レターパックプラスは直接手渡しや追跡サービスが魅力ですが
受け取り手が不在だと配達が遅れることも。
レターパックプラスとレターパックライトは、速達や日時指定のオプションはなく
一般的に速達並みに速いですが、それは絶対ではありません。
郵便サービスの速さと特性に関する徹底比較
通常、ゆうパックの方がレターパックプラスに比べて配送が早いことが多いです。
ゆうパックでは配送日時の指定が可能なのに対し、レターパックプラスではそれができません。
加えて、ゆうパックは朝8時から配送を開始するのに対して
レターパックプラスの配送は10時から始まります。
配送の速さを比較すると次のようになります:
ゆうパック ≧ 速達 ≧ レターパックプラス > レターパックライト ≧ 普通郵便
レターパックプラスは通常速達扱いですが、配送の遅れに対する補償はありません。
速達では専用の封筒や追加サービスが利用可能ですが
レターパックは厚さ3cm以下のアイテム限定で、大量の荷物の発送には不向きです。
レターパックのデメリット:
レターパックプラスは住所が間違っているとすぐに返送されます。
受取人が不在で再配達を依頼しない場合、7日間の保管後に返送されますが
料金の返金はありません。
一方、宅配便は差出人に連絡を取ってから返送されるため
返送を避けたい場合は宅配便の使用が推奨されます。
レターパックプラスで書類以外の物を送る場合:
品名欄に書類以外の物が記載されていると
航空保安上の理由からトラック便に変更されることがあり
特に遠方への配送は1日以上遅れることがあります。
特に電子機器の場合、電池を含む可能性が高いと見なされ
ほとんどの場合トラック便になるため注意が必要です。
郵便発送方法の比較: ポストか窓口、どちらが速い?
緊急で郵便物を送る必要がある場合、ポストか郵便局の窓口
どちらで発送するのが速いかは、その日の集荷のスケジュールによって変わります。
特に急いでいる場合は、大規模な郵便局の集配窓口から発送すると
配達が少し早くなることがあります。
この集配窓口は、ゆうゆう窓口を持つ郵便局のことで
最寄りの局は郵便局の公式サイトで確認できます。
ポストと窓口での発送にはそれぞれのメリットとデメリット
窓口で発送するメリット
- 郵便料金の間違いがないことを確認できる
- 発送のレシートがもらえる
- 規定サイズを超えなければ、大きな荷物も発送可能
ただし、窓口は特定の時間帯にしか開いていません。
ポスト投函のメリット
- 一年中いつでも投函可能
しかし、切手が不足していると郵便物が戻されたり
レシートや証明書が得られないことがあります。
また、投函口に収まらない大きな荷物は投函できません。
早く確実に送りたい場合は、窓口での発送がおすすめです。
レターパックと速達、どちらが安く届く?
次に「レターパックプラス」と「レターパックライト」の料金
そして速達サービスの費用について比較してみましょう。
「レターパックプラス」は全国どこでも一律520円で
一方「レターパックライト」は370円と設定されています。
シンプルな料金体系で、どちらも非常にわかりやすいですね。
しかし、速達サービスの料金は送る物の重さによって異なります。
250gまでであれば追加料金は260円、1kgまでで350円
そして4kgまでで600円が必要です。
また、ゆうメールを速達で送る場合、1kgまでには330円の追加料金がかかります。
これらの情報から、レターパックと速達サービスを直接比較するのは少し難しいかもしれません。
そこで、料金を一覧表にしてみました。
まず、A4サイズで厚さ3cm以内の定形外郵送物の料金を見てみましょう。
A4サイズ、厚さ3cm以内
そして、重さが増えるほど節約できる額も大きくなります。
特に250gを超えた場合は「レターパックプラス」の利用が速達よりもコスト効率が良くなります。
なお、「レターパック」はA4サイズの定形外郵便として扱われるため
ここでは通常の定形速達の料金は考慮していません。
もし送りたい書類が定形サイズに折りたためる場合は
わざわざ「レターパック」を利用する必要はありません。
そのような場合は、定形速達を利用する方が経済的です。
今度は、A4サイズで厚さが3cmを超えるような
「定形外郵便物」の規格外としての料金設定について見ていきます。
A4サイズ、厚さ3cm以上
重量帯 | 速達(定形外規格外) | レターパックプラス | レターパックライト |
---|---|---|---|
50gまで | 460円 | 520円 | 使用不可 |
100gまで | 480円 | 520円 | 使用不可 |
150gまで | 560円 | 520円 | 使用不可 |
250gまで | 610円 | 520円 | 使用不可 |
500gまで | 860円 | 520円 | 使用不可 |
1kgまで | 1,060円 | 520円 | 使用不可 |
2kgまで | 1,640円 | 520円 | 使用不可 |
4kgまで | 1,950円 | 520円 | 使用不可 |
レターパックライトは厚さ3cmまでの荷物にしか対応していないため
この範囲では選択できません。
レターパックプラスと速達の料金を比べてみると100gまでの重さでは速達の方が若干安価です。
しかし、それ以上の重さになるとレターパックプラスがより経済的であることが分かります。
重量が増すほどレターパックプラスのコストパフォーマンスはさらに高まります。
また、ゆうメールを速達で送る場合の料金比較も行いました。
A4サイズ、厚さ3cm以下
重量帯 | 速達(ゆうメール) | レターパックプラス | レターパックライト |
---|---|---|---|
150gまで | 510円 | 520円 | 370円 |
250gまで | 545円 | 520円 | 370円 |
500gまで | 640円 | 520円 | 370円 |
1kgまで | 690円 | 520円 | 370円 |
定形外郵便では、手紙や申込書、領収書などの書類を送ることができますが
ゆうメールでは信書の送付は不可となっています。
これらはA4サイズで厚さ3cmまでの小さなパッケージに適しています。
コストの面から見ると、レターパックライトが最もリーズナブルな選択肢です。
150gを超えると、レターパックプラスと比較しても、その価格優位性は失われます。
ただし、レターパックのどちらのオプションも信書の送付に利用可能です。
さらに、「速達」の料金詳細については
日本郵便の公式ウェブサイトでチェックすることができます。
そこでは、定形・定形外郵便物および
ゆうメールの料金を調べることが可能ですのでぜひ活用してみてください。
まとめ:郵便オプション比較:レターパックと速達、どちらが早い?
レターパックと速達の配送速度を比較してみました。
通常、郵便は宅配便より早く届くと思われがちですが
送る内容によって最適な方法を選ぶことが重要です。
ここでの主要なポイントは次の通りです:
- レターパックプラスと速達は配送速度がほぼ同じである
- レターパックライトは時に1日遅れることがある
- ポスト投函と窓口発送での配送速度に大差はない
- しかし、集配局や窓口からの発送がより確実な場合もある
これらの点を踏まえて、郵送の際には最適な発送方法を選んでください。