iOS18のアップデートで発生している問題点:バッテリー急減、過熱、接続エラーについて

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2024年9月17日に日本時間でリリースされたiOS18は、iOS17からの大規模なアップデートを通じて多くのバグ修正とセキュリティの強化が施され、全ユーザーにアップデートの推奨が行われています。

しかし、この新しいバージョンには次のような問題が多発しています:

  • バッテリーの消耗速度が通常よりも速い
  • iPhoneが異常に熱くなる
  • LINEなどのアプリで接続障害が発生
  • TwitterやInstagramなどのアプリが開かない
  • アプリが突然終了する
  • アップデート途中でエラーが発生し、完了できない
  • ダウンロードが中断される
  • AirPodsとの接続が失敗する

これらはiOSのアップデート後によく見られる不具合で、多くのユーザーが影響を受けています。

iOS18にアップデートするには、「設定」メニューから「一般」、「ソフトウェアアップデート」へ進み、「iOS17からのアップグレード」を選択して行います。

iOS18リリースまでのアップデート履歴

iOSのソフトウェアアップデートは、デバイスの安定性向上と新機能の追加を目的として定期的に行われています。以下に、iOS16.4からiOS18がリリースされるまでの主要なアップデート日程をまとめます:

  • 2023年3月28日:iOS16.4リリース
  • 2023年5月2日:iOS16.4.1(a)リリース
  • 2023年5月19日:iOS16.5リリース
  • 2023年6月22日:iOS16.5.1リリース、続いて7月11日にその修正版iOS16.5.1(a)がリリース
  • 2023年7月25日:iOS16.6リリース、9月8日にはiOS16.6.1がリリース
  • 2023年9月19日:iOS17の初版がリリースされ、その後9月22日から10月6日にかけて
  • iOS17.0.1からiOS17.0.3までのマイナーアップデートが行われた
  • 2023年10月26日:iOS17.1リリース、その後のアップデートが11月8日と12月1日にそれぞれリリースされた
  • 2023年12月:iOS17.2が12日に、その修正版iOS17.2.1が20日にリリース
  • 2024年1月23日:iOS17.3リリース、続いて2月9日にiOS17.3.1がリリース
  • 2024年3月:iOS17.4が6日に、その修正版iOS17.4.1が22日にリリース
  • 2024年5月14日:iOS17.5リリース、その修正版17.5.1が21日にリリース
  • 2024年7月30日:iOS17.6リリース、8月8日にはiOS17.6.1がリリースされた

これらのアップデートは、各デバイスのパフォーマンスを最適化し、セキュリティを強化することを目的としており、前のバージョンの機能や安全性の改善を目指して導入されました。

iOS18の新機能と改善点について

iOS18は、iPhoneユーザーの体験を個々の好みに合わせてカスタマイズし、さらに拡張するための重要なアップデートを提供します。

このアップデートにより、ホーム画面、ロック画面、コントロールセンターの各部分を自由にカスタマイズできるようになり、使い勝手が大幅に向上しました。

写真アプリは完全に再設計され、大切な思い出を振り返ることがさらに容易になっています。

メッセージアプリは表現の幅が広がり、親しい人とのコミュニケーションがより楽しくなる機能が追加されました。

マップアプリにはハイキング用の新機能が加わり、ウォレットアプリも機能強化され、より多くの操作が可能になりました。

また、Safari、ジャーナル、メモ、電話アプリにも新たな機能が追加されています。

具体的なアップデート内容は以下の通りです:

ホーム画面:

アイコンの配置や色調を自由に変更できるようになり、ダークモードの自動調整や大型アイコン表示が可能に。

写真アプリ:

一新されたデザインで、写真ライブラリをグリッド表示できるようになり、カスタマイズやフィルタリング機能が強化されました。

メッセージアプリ:

RCSメッセージングのサポート、メッセージへのエフェクト追加、スケジュールされたメッセージ送信が可能に。

コントロールセンター:

より高いカスタマイズ性を実現し、コントロールの配置やページ追加が自由自在に。

ロック画面:

より直感的な操作を可能にするカスタマイズ可能なコントロールとアプリのショートカットを追加。

Safari:

ページの特定の要素を非表示にできる新機能が追加され、使い勝手が向上しました。

マップ:

自分だけのカスタムルートを作成可能になり、検索範囲の調整機能が追加されました。

ウォレット:

新機能「Tap to Cash」が追加され、デバイス間での送金が可能になりました。

これらのアップデートは、iOS18によってiPhoneの使用体験が一層向上し、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能になったことを示しています。

セキュリティアップデートや緊急対応に関する詳細は、Appleの公式サイトで確認できます。

iOS18で強化されたセキュリティ機能について

iOS18においては、セキュリティ面で大幅な強化が施され、合わせて35件のセキュリティアップデートが実施されました。

これにより、アプリによる機密情報の漏洩リスクや、攻撃者によるデバイスのセキュリティネットワークからの強制切断といった脅威が軽減されています。

このアップデートは、iPhone XS以降の各モデル、13インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro第3世代以降、11インチiPad Pro第1世代以降、iPad Air第3世代以降、iPad第7世代以降、iPad mini第5世代以降に適用されます。

具体的なセキュリティ改善の例としては、以下の二点が挙げられます:

サンドボックスの改善:

  • アプリが機密情報を漏らさないよう、データ保護機能が強化されました。
  • Wi-Fiセキュリティ: セキュアなネットワークからのデバイスの不正な切断を防ぐために、ビーコンのセキュリティが強化されました。

これらのアップデートは、iOSデバイスをさらに安全に利用するための重要なステップです。

注: これらのセキュリティアップデートに関するさらなる詳細情報は、Appleの公式セキュリティアップデートページでご確認ください。

iOS18に対応するデバイス一覧

iOS18は、iPhone XS以降のモデルおよび一部のiPadモデルに対応しています。具体的には、12.9インチiPad Pro(第2世代以降)、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro(第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第6世代以降)、およびiPad mini(第5世代以降)が対応しています。

対応するiPhoneモデルは以下の通りです:

  • iPhone 16シリーズ(全モデル)
  • iPhone 15シリーズ(全モデル)
  • iPhone 14シリーズ(全モデル)
  • iPhone 13シリーズ(全モデル)
  • iPhone 12シリーズ(全モデル)
  • iPhone 11シリーズ(全モデル)
  • iPhone XS, XS Max, XR
  • iPhone SE(第2世代以降)

iOS18のリリースにより、これらのデバイスは新しい機能や改善が施されますが、対応機種リストにはiOS17からの変更はありません。

補足: この情報は2024年9月17日時点のものです。最新のデバイスアップデート情報については、Appleの公式ウェブサイトをご参照ください。

まとめ:iOS18アップデートにおける一般的な不具合と問題点

iOS18へのアップデート後、多くのユーザーからさまざまな不具合が報告されています。

具体的には、バッテリーの消耗が通常より速い、iPhoneの過熱、LINEや他のアプリが接続できなくなる、TwitterやInstagramが開かない、アプリが強制終了する、アップデートエラーが発生する、ダウンロードが途中で止まる、AirPodsとの接続に失敗するなどの問題があります。

以前のiOSバージョンで報告された、削除したはずの写真が再表示される、端末を初期化してもデータが復元される、削除した写真が「最近の写真」に表示され続けるといった重大な問題はiOS18では報告されていませんが、コントロールセンターを操作する際に通知センターが誤って開く、視線追跡機能に関する不具合といった新たな小規模な問題が発生しています。

これらの問題は、将来的にリリースされるアップデートで修正される予定です。iOSのアップデート後に不具合を経験した場合は、Appleのサポートに連絡して報告することをお勧めします。

iOS18のアップデート内容:新機能の概要とセキュリティ向上

iOS18のリリースに伴い、iPhoneとiPadの機能が大幅に強化され、アプリの操作性が向上しました。主要な更新点は以下の通りです。

ホーム画面:

より自由なカスタマイズが可能となり、アプリの位置やアイコンのサイズ、色の変更が自由自在に。

写真アプリ:

インターフェースを一新し、タブを減少させることで操作がシンプルに。新しいフィルターや表示設定の追加で、写真管理がさらに細かく行えるようになりました。

メッセージアプリ:

RCSメッセージングのサポートを追加し、iMessageでテキストの装飾やスケジュール送信が可能に。

コントロールセンター:

カスタマイズの自由度が高まり、新しいページやショートカットの追加が可能に。

ロック画面:

カスタマイズ機能の拡張により、より多くのアプリと機能へのアクセスが直接可能に。

Safari:

不要なページ要素を隠す機能が追加され、快適なブラウジングが可能に。

パスワード管理:

新アプリ「パスワード」の導入により、セキュリティが一層強化。

マップ:

ユーザー独自のルート作成機能が追加され、より個人化されたナビゲーションが楽しめるように。

ゲーム:

ゲームモードが自動で有効になる機能を追加し、ゲーム体験が向上。

ウォレット:

「Tap to Cash」機能を新設し、デバイス間での送金が簡単に。

ジャーナル:

ヘルスケアアプリと連動し、健康状態の詳細な記録が可能に。

電話アプリ:

内蔵留守番電話機能が追加され、キャリア依存が減少。

プライバシー機能:

アプリへのロック設定が可能になり、セキュリティが向上。

AirPods:

新たなジェスチャーコントロールが追加され、操作が直感的に。

Apple TVアプリ:

番組情報や対話を強調する機能が追加され、視聴体験が向上。

メモ:

数式の自動計算やボイスメモの作成が可能に。

アクセシビリティ:

視線トラッキング機能が新設され、目の動きだけで操作が可能に。

さらに、35件のセキュリティアップデートが含まれており、機密情報の漏洩防止やセキュアネットワーク保護が強化されています。

対応機種はiOS17から変更がなく、iPhone XS以降のモデル、iPad Pro(13インチ以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第7世代以降)、iPad mini(第5世代以降)で利用可能です。

iOS18は、日常的な使用をより便利で楽しいものにするための機能追加と改善が多数行われたアップデートです。

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