服を買うとき、「XLとLLって何が違うの?」「2LとXLは同じ?」と迷ったことはありませんか?
この記事では、日本国内で使われる「LL(2L)」と、海外ブランドに多い「XL」の違いをわかりやすく解説します。
サイズ表記の仕組みや、実際の寸法の違いを詳しく比較。
ユニクロやアディダスといった人気ブランドのサイズ例も紹介しながら、あなたが自分にぴったりのサイズを選べるようサポートします。
1. XLとLL、名前が違うけどサイズは同じ?
日本では、Lサイズよりひとつ上のサイズを「LL」または「2L」と表記するのが一般的です。
一方で、海外ブランドではこれに相当するサイズを「XL」や「1X」と呼ぶことが多くなっています。
「名前が違うだけで、サイズ自体は同じなのでは?」と思うかもしれませんが、実際にはブランドによって3〜8cm程度の差があることが珍しくありません。
この記事では、以下のポイントを中心に解説していきます:
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日本のJIS規格におけるLLサイズと、海外規格におけるXLサイズの違い
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ユニクロやアディダスといった主要ブランドの実寸データ比較
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「LLとXLは同じじゃない」ことが数字でわかる実例
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サイズ選びで失敗しないための3つのステップ
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よくある疑問をまとめたFAQコーナー
2. 日本規格(JIS)と海外サイズの比較早見表
まず、日本の工業規格(JIS L4004・男性用)と、国際的なサイズ基準を比べてみましょう。
規格 | サイズ表記 | 胸囲(cm) | ウエスト(cm) | 補足 |
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JIS(男性) | L | 96〜104 | 84〜94 | 日本国内向け |
LL(2L) | 104〜112 | 94〜104 | Lよりワンサイズ上 | |
3L | 112〜120 | 104〜114 | さらに大きい | |
国際基準(男性) | L | – | – | ブランドにより異なる |
XL | 112〜120以上 | 97〜105以上 | 海外の標準的な「大きめ」サイズ | |
2XL(XXL) | 120〜128 | 105〜114 | XLよりさらに大きい |
このように、JISのLLサイズは胸囲で104〜112cmが目安となりますが、海外ブランドのXLは112cm以上であることが一般的です。
つまり、LLとXLは近いサイズでありながら、完全に一致するわけではありません。
とくに胸囲の大きい方は、海外ブランドのXLを選ぶとややゆったりした着心地になることが多いでしょう。
3. ブランドごとの実寸を比較してみよう
では、実際に販売されているブランドのサイズ感はどうなっているのでしょうか?ここでは、ユニクロとアディダスを例に見ていきます。
3‑1. ユニクロ(日本ブランド)
ユニクロのメンズアイテムでは、以下のような寸法になっています。
トップス(ジャケットやシャツ)
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XL:胸囲 約106cm、身幅 約54cm
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XXL:身幅 約62cm
ボトムス(パンツ類)
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XL:仕上がりウエスト 約96cm、ヌードウエスト 92〜100cm
これを見ると、ユニクロのXLサイズはJIS規格のLLサイズ(胸囲104〜112cm)とほぼ同等であることがわかります。
つまり、ユニクロで「XL」と表示されていても、実質的には国内の「LLサイズ」に近いと考えて差し支えありません。
3‑2. アディダス(海外ブランド)
一方、アディダスなどの海外ブランドでは、サイズ感が少し変わってきます。
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XL:胸囲 約112〜124cm(ブランドによって異なる)
このように、アディダスのXLは、JISのLLよりもやや大きめに設計されている傾向があります。とくに海外ブランドでは、XLと2XL(XXL)の境目があいまいな場合もあり、同じ「XL」でもブランドによって差が出やすくなっています。
そのため、単に「XL=LL」と判断するのではなく、購入前にサイズ表を確認することが大切です。
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「XL」「LL」は表記が違うだけでなく、サイズにも微妙な差があります。
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日本のJIS規格ではLL=胸囲104〜112cm、海外のXLは112cm以上が一般的。
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ユニクロでは「XL=LL相当」として考えてOKですが、海外ブランドでは「XLはLLより少し大きめ」の可能性が高いため、ブランドごとのサイズ確認が重要です。
4. ブランド別に比較!XLとLLサイズの実寸の違い
ブランドごとに「XL」「LL(2L)」「XXL」などのサイズ表記はありますが、実際の寸法には微妙な違いがあります。
ここでは、人気ブランドの実寸(ヌード寸法)をもとに、サイズの違いを見える形で整理してみましょう。
4‑1. ユニクロ(国内ブランド)
ユニクロでは、同じ「XL」という表記でも、実際の体型にフィットするサイズ感はJIS規格のLLとは少し異なります。
トップス(シャツ・ジャケット)
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XL:身幅 約58cm、対応するヌード胸囲 92〜98cm
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XXL:身幅 約62cm、対応するヌード胸囲 98〜104cm
ボトムス(パンツなど)
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XL:ヌードウエスト 92〜100cm、仕上がりウエスト 96cm、ヒップ 約115cm
🔎 ポイント
ユニクロでは、XLサイズはJIS規格でいう「LL」(胸囲104cm程度)よりもやや小さめの設計となっています。
つまり、「ユニクロのXL = 一般的なLL」と思い込むのは少し注意が必要です。
4‑2. アディダス(JASPO規格および海外表記)
アディダスでは、日本国内向けにはJASPO規格、海外向けには国際サイズが使われています。
JASPO規格(日本基準)
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LL(Oサイズ):胸囲 97〜103cm
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3L(XO):胸囲 101〜107cm
海外向けサイズ(US表記など)
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XL:胸囲 約112〜117cm、ウエスト 約91〜96cm
🔎 ポイント
JASPOのLLと、海外サイズのXLでは胸囲に10〜15cmほどの違いがあることがあります。
同じ「XL」「LL」の表記でも、基準が異なれば大きさも異なるため、必ずブランドの公式サイズ表を確認することが大切です。
5. サイズ選びで迷わない!5つの確認ポイント
「自分にはXLとLLのどちらが合うの?」と迷ったときは、以下のチェックリストを参考にしてみてください。
① 正確にヌード寸法を測ろう
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胸囲:脇の下を通して、胸の最も高い部分を水平に一周
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ウエスト:おへそ周辺の自然なくびれ部分
※ユニクロでは「ヌード寸法」は実際の体のサイズ、「仕上がり寸法」は服の完成サイズと定義されています。
② ブランドごとのサイズ表をしっかり確認
多くの公式サイトには「ヌード寸法」と「仕上がり寸法」の両方が掲載されています。
どちらも確認しておくことで、より正確にサイズが選べます。
③ ゆとりのあるサイズ感を意識
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上着はヌード寸法+8〜12cmが快適な目安
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パンツの場合はウエスト+6〜10cmの余裕を持たせると動きやすい
この「ゆとり分」を見逃すと、通販でサイズ選びに失敗する原因になります。
④ 規格の違いによるズレを意識
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JISのLL(胸囲104〜112cm)と、ブランド独自のLL/XLではズレがある
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場合によっては、LLよりも2LやXXLの方が近いことも
⑤ 返品・交換ポリシーを事前にチェック
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ユニクロ:試着不可、返品は未開封に限ることが多い
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アディダスなど海外ブランド:無償返品OKな場合もあり
購入前にポリシーをよく読んでおくと安心です。
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ユニクロのXLサイズは、ヌード胸囲92〜98cmとされ、JIS LL(胸囲104cm〜)よりも少し小さめ。
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アディダスでは、JASPO LLが胸囲97〜103cmなのに対し、海外のXLは112〜117cmとかなり大きめ。
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サイズ選びの正解は、「ヌード寸法→実寸→ゆとりの確保→規格の確認」という4ステップを守ること。
6. 男女別|XL・LL(2L)のサイズ感まとめ
「XL」と「LL(2L)」といっても、男女やブランドによってサイズの基準はさまざまです。
ここでは、特に女性向けの海外ブランドや国際規格のデータをもとに、サイズの違いをわかりやすくまとめました。
6‑1. 女性用サイズの目安(海外ブランドの例)
■ Saucony(サッカニー)|スポーツウェアブランド
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XLサイズ:胸囲 101〜106cm、ウエスト 84〜86cm、ヒップ 109〜112cm
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1Xサイズ(日本の18号に近い):胸囲 111cm、ウエスト 92cm、ヒップ 116cm
→ XLでも比較的スリムな体型向けで、1Xからは「プラスサイズ」に分類されます。
■ L.L.Bean(エルエルビーン)|アウトドアブランド
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XLサイズ(レギュラーフィット):胸囲 104〜110cm、ウエスト 84〜94cm、ヒップ 約108〜117cm(42.5〜46インチ)
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1X〜3Xサイズ:胸囲は110cm以上で、プラスサイズ向けの設計になっています。
🔎 ポイント
同じ「XL」でも、ブランドによって適応サイズに差があります。
1X、2X、3Xと表記が変わると、プラスサイズ専用設計になっているケースが多いため、体型に合わせた選択が必要です。
6‑2. 国際規格 EN 13402(男女共通サイズ)
ヨーロッパを中心に採用されている国際的なサイズ規格「EN 13402」では、以下のような数値が基準になっています。
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XLサイズ
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男性:胸囲 110〜118cm
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女性:バスト 107〜119cm
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XXLサイズ
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男性:胸囲 118〜129cm
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女性:バスト 119〜131cm
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🔎 ポイント
この国際規格に基づくと、「XLサイズ」は日本のJIS規格でいうところのLL〜3Lの中間~やや上に相当すると考えられます。
7. よくある質問(FAQ)
ここでは、サイズ選びで迷いやすい疑問にお答えします。
Q1. XLとLL、2Lは同じサイズですか?
A1. 表記の違いはあっても、サイズ感が近い場合もあります。
ただし、海外のXLは胸囲が4〜8cmほど大きいことが多く、完全に同じとは言えません。
Q2. 男性と女性で「XL」の意味は違うの?
A2. はい、違います。たとえば女性用XLは胸囲が約101〜106cm、男性用XLは110〜118cmが目安とされ、男女で10cm前後の差があります。
Q3. 2LとXL、どちらを選べば失敗しない?
A3. 基本は「ヌード胸囲+8〜12cmのゆとり」を基準に考え、ブランドのサイズ表と照らし合わせるのが正解です。
(例:ヌード胸囲96cmの場合 → ゆとりを10cmとすると106cm → それに合うのがJIS LLまたは海外XL)
8. サイズ選びで失敗しないためのチェックリスト
サイズを選ぶときに見落としがちなポイントを、5つのステップで整理しました。
■ ステップ1|ヌード寸法を正確に測る
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胸囲:胸の一番厚い部分を水平に一周
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ウエスト:自然な位置(おへそ周辺)
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女性の場合はヒップやバストのサイズも測定
■ ステップ2|ブランド実寸表と照らし合わせる
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「ヌード寸法」+「ゆとり」=「仕上がり寸法」になっているかを確認
■ ステップ3|JISと海外サイズのズレを意識
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日本のLL:胸囲104〜112cm
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海外のXL:胸囲110〜118cm
→ どちらが自分の体型に近いかを見極めましょう。
■ ステップ4|返品・交換ポリシーの確認
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海外ブランドでは無償返品OKのことも
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国内ブランドは未開封や一定条件でしか交換できない場合が多いので要注意
■ ステップ5|ユーザーレビューも参考に
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「身長〇cm/体重〇kgでXXLがちょうどよかった」などの声がヒントになります。
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実際に測った方のレビューは信頼性が高いです。
まとめ|自分に合ったサイズを選ぶコツとは?
「XL」と「LL(2L)」は、名前が違うだけでなく、寸法にも明確な違いがあります。
とくに海外ブランドでは、XLの方が大きめに作られている傾向があります。
性別・ブランド・規格によってサイズ感は異なるため、「測る → 比べる →選ぶ →確認する」というステップを踏むことで、ネット通販でも安心して服を購入できます。
また、FAQの構造化マークアップを導入することで、SEO効果を高め、より多くの人に記事を届けやすくなります。
あなたのサイズ選びがスムーズに進み、ぴったりの服に出会えますように。